大学院より

岐阜県にある変な大学院からお送りします

IAMAS生活-5

この1週間は導入科目の一つである「メディア表現基礎」での制作に取り組んでいた。

先週終わったモチーフワーク前半については前記のブログポストを読んでもらえるとありがたい。

nasustim.hatenablog.com

nasustim.hatenablog.com

 

さて、今週ブログポストが滞っていたのはそのメディア表現基礎の課題制作に追われていたからである。このブログポストではメディア表現基礎について振り返っていこうと思う。

概要を記す前に、どの科目も何年かの周期で科目担当の先生が変わるらしい。だから数年後にIAMAS受験を考えている人がこの投稿を読んだとしてもあまり参考にはならないかもしれないので承知の上で読んでほしい。

 

今年のメディア表現基礎は赤羽先生と桑久保先生の担当で、主に全体を取り仕切っていたのは桑久保先生だった。

http://www.iamas.ac.jp/people

そこに展覧会エンジニア(?)をやっておられる講師2人が参加してワークショップが開催された。

最初にプロジェクタの設営についての座学を行い、そこからチームに別れて実際にプロジェクタの設営を行った。

私のチームは、アート系出身の同期3人+工学系出身の私1人というチーム編成。今年の1年生は先輩のクラスと比較しても芸術のバックグラウンドを持つ学生が大多数を占めており、どこのチームもそんな感じで少しアンバランスだった。

プロジェクタの設営が終わると桑久保先生のプレゼンで過去にプロのアーティストがプロジェクタを使ってどんな作品を作ってきたかが紹介された。その後に、「紹介された作品を模倣する」といった課題が出され各チームが所謂パクりを制作、その後発表を行い講評を頂いた。

前の日に、最終的に金曜日には学内で展覧会を開催し教職員やM2の方たちに講評を頂く事が発表されており、2日目の火曜日には展覧会に向けてどのような作品を制作するかの構想発表を行い、その後は金曜午後からの展覧会に向けて制作活動を続けた。

火曜日、水曜日、木曜日はイアマスのロフトと呼ばれる学生用のスペースに泊まった。枕さえあればどこでも寝られる事が分かった。

www.iamas.ac.jp

まとめ

まあ制作を進めていく上で色々大変な事はあった。私自身アートに全く触れた事がなく制作の上でのベターな解が分からない部分が多かったので作品そのものの制作には余り関わる事が出来なかった。ただそういうマインドだったからこそ喧嘩の発端になるような気持ちになる事なくただ学びを得る事が出来たのは良かったと思う。

また制作への向き合い方も非常に考えさせられた。講評の時に述べた発言のサンプリングだが、私自身情報系の学科に4年間居て「目的の機能を如何に楽をして制作するか」という考えでものづくりをしてきた。しかし芸術大学から来た人たちはというと「時間の許す限り、制作と改善に励んでベストな作品を制作する」というスタンスでモノを作っている。完成度へのストイックさが私とは全然違う事が分かった。今回はその考えにできる限り私もついて行った、そして結果としてベストな作品が出来上がったと思う。そういう意味では凄く良い刺激を与えられたし今後の研究や制作にも活かしていきたい考え方だった。

チームの制作にあまり貢献できずブルーになってた気持ちやら、お金が無かった事実やら色々あって展覧会撤収後の打ち上げには参加しなかった。後々に参加した同期から、桑久保先生が「日比野くんは自分だけがみんなと違うって思いがちだけど、みんながみんな違うんだよね」というニュアンスの事を語っていた事を教えてもらった。確かにそう思っているし、みんなと違っているのは大学時代の専攻だけではなく他にも色々な要素があってそういう考えに至っているのでまだまだ考えを改められないけれど、入学式で三輪学長が仰っていた「IAMASは小宇宙」という言葉を思い出した。この多様性が認められる環境でもっと自由に生きていきたいと思った。